
こんにちは、パスです😊
今回は、クロスボーダーEC向けのプラットフォームを展開しているGLBE(グローバル・イー・オンライン)について、紹介しようと思います。

まずクロスボーダーECからしてよく分からないだけど。。

コロちゃん、そこも含めて説明していきますね!
クロスボーダーECとは
企業が自社ECサイトの多言語化やECモール等に出店する事でより広い市場への進出が可能となります。また、顧客から見ると自国にはない商品を購入可能となり、より消費活動の選択肢が増えることとなります。
クロスボーダーECの市場規模
クロスボーダーECの市場規模は、2019年の7,800億ドルから、年平均27%成長し、2026年までに4兆8200億ドルに達すると予想されています。
世界的にEC自体の売上が伸びていますが、クロスボーダーECは特に市場が成長すると予測されています。

クロスボーダーECが伸びている背景としては、インターネットやスマホ環境が世界的に充実していることや、新興国でのEC事業が伸びていることが挙げられます。
クロスボーダーECのメリットとデメリット
クロスボーダーECのメリットとしては、下記のとおりです。
特に日本のような、国内の需要がこれ以上見込みにくい国では、海外の市場にアプローチできるというのは魅力的に感じますね!
逆に、デメリットを上げてみます。
やはり、デメリットに関しては、国によって商習慣が違ってくるのが大きいと思います。
特にトラブルが起こったときに、現地の法律や慣習が違ってくると、対応するのが難しくなりそうですね。
GLBE(グローバル・イー・オンライン)の企業概要
GLBE(グローバル・イー・オンライン)は、yahoo!ファイナンスに以下のように紹介されています。
グローバル・イー・オンラインはイスラエルのソフトウェア企業。ダイレクト・トゥ・コンシューマー(D2C)のクロスボーダーEコマースを可能とするプラットフォームを開発する。同社のプラットフォームは、多言語設定、販売先市場に合わせた価格設定や決済方法、税金、発送手段、カスタマーサポート、返品管理、為替リスクや不正行為などに対応した統合ソリューションを提供する。
前述のように、クロスボーダーECでは、現地の言語や決済などに対応する必要があるため、それを支援するプラットフォームを提供している会社といえます。
25以上の言語に、100以上の通貨、150以上の支払い方法に対応しているようです。返品や税金関係も対応してくれるようです。

ちなみに、これは支払い方法のデモ画面ですね。

GLBE(グローバル・イー・オンライン)は、ビッグデータを活用することで、消費者の行動パターンやマーケットトレンドを分析して、最適なサービスを提供しています。
GLBE(グローバル・イー・オンライン)のホームページでは、ICONIC LONDON(アイコニックロンドン)というコスメブランドの導入成功事例をあげていますが、ターゲットとした市場で、総広告支出の532%という高い広告収益率をあげることに成功しています。


これは成功事例の1つで、既に、forever21や、ヴェルサーチェ等の大手企業も含めて、約440の企業と契約をしています。
また、ShopifyやFacebookというECプラットフォーム企業とも提携しており、今後に期待が持てる企業ですね!
GLBE(グローバル・イー・オンライン)の業績
GLBE(グローバル・イー・オンライン)が業績の指標としているGMV(流通取引額)は、加速度的に増大し、2020年には750百万ドルを超えています。

GLBE(グローバル・イー・オンライン)のMerchantコホートになります。

どの年度に契約した企業も、その後GMV(流通取引額)が成長していることが分かるかと思います。平均すると3倍になっているようですね。
ここで、直近の決算数字を見てみます。
・GMVは、$326Mで前年同期比95%増加
・売上は、$57.3Mで前年同期比92%増加
・売上総利益率は、36.0%(前年同期32.4%)
・EBITDAは、$7.6M(前年同期$3.1M)

売上・利益共に凄い勢いで成長しています。

キャッシュフローに関しては、マイナスだった営業CFが、2019年にプラスになって2020年にはその額を増やしています。
投資CFがマイナスになっているので、積極的に投資をしているグロース銘柄に多いタイプですね。
キャッシュフロー的にも問題はないのではないでしょうか。

GLBE(グローバル・イー・オンライン)の株価
株価も今年5月のIPO以来、順調に伸ばしてきています。

まだ、時価総額は$100億を超えたところなので、まだまだ成長しそうですね!
まとめ
クロスボーダーECは、今後も年平均26%という高成長を続けていく市場であり、GLBE(グローバル・イー・オンライン)もその恩恵を受けそうな企業だと個人的に思います。
時価総額までそこまで大きくない企業ですので、これからの成長が期待できる企業ですね!
※この銘柄購入を推奨しているわけではありません。

今回は、クロスボーダーECのプラットフォームを提供しているGLBE(グローバル・イー・オンライン)について、説明しました。少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
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